コンパウンドボウでも、リカーブボウでも、チューニングの際にあると便利なのが弓を定位置に固定できるボウバイスです。とくにコンパウンドボウでは、サイト調整やランチャーブレードの高さ調整、カムの傾きの確認など、ファインチューニングに便利です。もちろん、リカーブボウでもストリングを張ったままでの、センターサービングの補修やノッキングポイント調整に便利に使えます。
このバイター社のカインドルは、ボウのバック側スタビライザーブッシュのどのネジ穴でも固定でき、360の名称のとおり、あらゆる方向に固定できます。ただし、一つの軸方向だけを固定して回転させる構造ではないので、コンパウンドサイトの3Dアクシス調整には苦労するかもしれません。
写真右側のオスネジが付いている方が、弓のスタビライザーブッシュに取り付けるアダプターで、左側のバイス本体のリップクラッチ構造の筒に差し込んで弓を固定することになります。
アダプター内部には、4本の突起があり、本体側の8本の溝のいずれかに合わせて差し込むことで固定されます。ポリウレタン製で精度もしっかりしたものですが、固く固定されるわけではないので、水平より下に向けることはできません。
弓を取り付けたバイス軸の固定は、軸の基部にボール状になっており、このボールを下から締め付けることにより、あらゆる方向に固定できる構造になっています。
バイス軸の基部カバーのリップ部分を、クランプ部の溝に差し込むことで固定されており、ボールと締め付けクランプの間にはポリエチレン製のワッシャーが介在し、しっかりと位置固定できるようになっています。
固定部の組み合わせ部分の構造です。バイス軸の基部カバーの切り込みに合わせると、バイス軸を水平まで倒すことができます。
バイスの全体像です。ワークベンチか、テーブルがあれば簡単に固定できるので、本体が若干重たいのが難ですが、持ち歩けば、どこでもチューニングベンチにすることができます。
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