リカーブボウ  ハンドルライザー  FIBERBOW 5.99

 イタリアのメーカー、FIBERBOWのオールカーボンハンドルライザーです。5.99の数字はハンドルの重さ599グラムを名称にしています。最近では、オールカーボン製ハンドルについては、いくつかのメーカーから製品化されていますが、その中でも早い時期に市販が開始されたものです。異常ともいえるほどの軽さであるため、ヨーロッパでは身障者に多く使われていましたが、一般選手でもイタリア代表の一人が一時期このハンドルを使用していました。

 このハンドルを市販後、メーカーで経営上の問題が生じたようで、しばらくの間、出荷もストップしていました。出荷再開後はマイナーチェンジされてFIBERBOW 6.3という名称になっています。

 

 クリッカーのネジは4ミリサイズで、サイトマウントネジとプランジャーホール、スタビライザーのネジが一般的なインチサイズである以外、ヨーロッパで製造されたハンドルらしく、リムボルトロックボルト等はミリサイズが使われています。

 

 グリップはプラスチック製ですが、オプションとして木製グリップが追加され、現行品はその木製グリップが標準装着されています。

 センタースタビライザーブッシュは、後方に貫通しており、フェイス側にも5/16ピッチのねじ山があるため、カウンターバランスウエイトを取り付けることが可能です。

 

 カーボン素材以外の金属パーツは、リムボルトの取り付け部分も含め、すべてアルミ製になっています。軽量化を追求したとはいえ、強度的に不安が残ります。マイナーチェンジで重量が増加したのも納得できるような気がします。

 

 リムボルト部分です。これは、オリジナルのアルミ製リムボルトから、オプションだったイタリアBEST社製のステンレス製偏芯リムボルトに変更しています。BEST社製といっても、Win&Winで使われているものと同じもののようです。

 カーボンハンドルでもっとも問題になるのが、リムポケットのリムとの接触部分ですが、このハンドルでもTスロット脇の圧痕の大きさが左右で異なっています。一体成型で精密な仕上げは難しいのかもしれません。

 

 オリジナルのリムボルトとオプションの偏芯リムボルトとの比較です。ねじ山の数は異なっていますが、リムボルト傘下の長さは、ほぼ同じになっています。現行品にもアルミ製リムボルトが使われているようですが、デザインが変更されて傘部が肉厚に変更されています。やはり、強度的に問題があったのかもしれません。

 

 オリジナルのアルミ製リムボルトの中心には穴が開いていますが、特にねじ山が切られているわけではなく、スタビライザーの取り付けはできません。