リカーブボウ ＞ リカーブリム ＞ Win&Win INNO EX POWER
Win&Win社の主力となる競技用リムであり、リムの芯材にNフォームと名称を付けたフォームコアと、初代INNOからの伝統となったケブラーハイブリッドフォームと組み合わせ、これを中心に各種カーボンシートを張り合わせた構造としているようです。Nフォームをウッドコアに変更したEX PRIMEという兄弟モデルもあります。 コアの外側にNコンポジットという材料を介して、単方向カーボーンシート、高密度カーボンシート、交差織カーボーンシートの順に張り合わせた構造としていることがWINから説明されています。脆さのあるカーボンをグラスファイバーで補強する構造が一般的ですが、構造解説からはグラスファイバーの使用を確認できません。
初代INNOからタワーエフェクトと呼ばれる、バット部を厚く肉盛りした構造になっています。そのため、リムポケット容積に余裕のない一部のハンドルでは、調整幅が少なくなってしまうこともあるようです。
リムのサイドは黒く塗装されているため、高級感はありますが、張り合わせ構造は目視できません。初代INNOでは、ケブラー繊維の切断された部分が盛り上がって見えましたが、そうした凸凹もなく平滑な仕上げとなっています。
リムチップは小さめにデザインされていますが、とくに特徴的なところはありません。
フェイス側のデザインです。バック側のホワイト基調のあっさりしたデザインに対して、カーボンシート地模様に分子構造らしき幾何学模様とロゴがプリントされています。
カーボン繊維を材料としたさまざまな製品で、最近ナノテクノロジーという言葉が合わせて使われていますが、どんな効用があるのかは理解できません。