リカーブボウ > リカーブリム > Samick EXTREME2.0
韓国Samick社でヒットモデルとなったMasters、Extremeの後継として発売されたリムでした。MastersはウッドコアのMasters MAXに、ExtremeはフォームコアのExtreme2.0にモデルチェンジされました。
大きな変更ポイントは、使用するカーボン繊維を高張力タイプのものに変えたことです。付属のリムカバーは、非常に薄く、チープ感満載で、裏側にはMSTERS MAXのロゴが印刷されており、高級なリムの付属品としては残念な仕様でした。
リムのロゴプリントの中にも「40トンカーボングラファイト」と高性能カーボンという点を強調しています。
Samick製リムについては、個人的印象ですが、旧モデルではリム重量が軽く、表示ポンド数よりも実質ポンドが強く、矢速も早いというものでした。しかし、旧モデルでも末期のものは折損事故を数多く目撃し、モデルチェンジ後の製品品質にも若干の不安はありました。アローシャフトでも一部に高性能カーボン繊維を使用した高級モデルがありますが、カーボン繊維が高性能になればなるほど、引っ張りには強靭になっても圧縮には弱く、脆いという印象があります。
ロワーリムフェイス側、つまり圧縮される面の拡大です。ロゴの「E」と「X」のあいだに光の反射でシワが見えると思います。新品で入手後、2ヶ月程度経過した使用中に、「ピキッ」というわずかな感触を感じて引き戻したところ、この部分が三角に盛り上がるようになっていました。完全な折損にまでは至りませんでしたが、これで使用不能です。引きごこちも含めて性能面では不満がなかっただけに残念な結果です。
リムのバット部には、ハンドルライザーのドエルとの接触痕も細い線が1本だけ付いており、使用履歴も浅いことがわかると思います。
Extreme2.0はフォームコアモデルですが、フォームコアには鮮やかなブルーのものが使用されています。リムの全長にわたるブルーのコアの側面は若干凸凹が見られ、平滑な仕上げになっていません。
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