Sanlida製リムの中ではミドルグレードにあたるMiracle X9 Tarfetです。フォームコア構造のグラスリムで、グラスファイバーはヨーロッパ製の最高級グラスファイバー素材を使っているそうです。この製品も最近デザインロゴが変更されたようで、旧デザインではATHLETICS B7の名称ロゴが残っていたようです。

　別ページで紹介しているSamick IDEALもそうですが、フォームコアのグラスリムが最近増えているようです。国内では、初級者は安価なウッドコアのグラスリムをレンタルし、上達するとカーボンリムを購入してしまうので、このクラスのリムの立ち位置が気になるところです。低ポンドであればグラスリムもカーボンリムも性能はさほど違わないと思うのですが．．。

　Miracle X9のバット部です。これといった特徴もない、一般的な造りになっています。デタントピンの固定ネジは、KAP、SF、WNS等のブランドの初級～中級者向けリムによく使われていたプラスねじの構造なので、これもやはりWin&WinあたりのOEMなのかもしれません。

　文字ロゴデザイン以外の線や模様はなく、黒ずくめであっさりとしたデザインも潔い感じがします。

　フォームコアの厚さは結構厚めで。リムチップ部ではカーボンリムのMiracle X10のフォームより２倍程度厚くなっています。このリムの側面にもロット番号、製造番号の記載はなく、まだ大量生産の段階ではないのかもしれません。