リカーブボウ > リカーブリム > Sanlida Miracle X10 Advanced Target
現行のSanlida製としては最上級のモデルとなるMiracle X10 Advanced Targetです。持った感触が非常に軽量で、Win&WinのRCX-100のような感じです。このプリントデザインは最近変更されたもので、旧デザインにはATHLETIC A7のロゴが残っていたようです。クロスカーボンを主体にしたフォームコア構造ですが、積層素材の詳細は公開されていません。フォームコアの厚さは、リムの付け根からリムチップ先端に向かい薄くなっていくテーパーになっていますが、リムチップ部分のフォームコアは極端に薄くなっていて、カーボン素材の固さを主体にポンド数を上げる構造のようです。
このリムの付け根、バット部の形状はどこかで見たことがありませんか。Win&Winの上級リムであるINNOシリーズに採用されたTOWER EFFECT構造になっているんです。ということは、このリムはWin&WinのOEMと推測されますが、デタントピンの固定ネジは見たことのないデザインなので、最終組み立てはSanlidaで行っているということなのでしょうか。それにしても、Win&Win製リムのどのあたりのグレードのリムと同等なのか興味深いところです。
リムのデザインロゴは、アッパーとロワーで逆になっていて、組み立てると正常な向きになるようになっています。カーボン繊維模様は、たいていの場合単なるプリント柄なので、実際の構造が見えているとは思いませんが、きれいな仕上がりで、文字も浮き立って見えます。
リムの裏側に貼られているポンド数表記のシールは、プリンタで出力したような少しかすれた印刷で、MADE IN CHINAとなっています。また、通常、リムの横面に記載してあるロットナンバー、製造ナンバーの記載はなく、まだ大量生産に至っていないのかもしれません。
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