リカーブボウ  リカーブリム  GK archery Carbon Foam Limbs

 よせばいいのに、またリムを仕入れてしまいました、といっても当サイトのことですから、まともなメーカー製ではありません。とりあえずGK archery TECHNOという名称らしいのですが、中国メーカーは気ままに新しいブランド名を作ってしまいますので、決して新しいメーカーが誕生したわけではありません。このサイトで紹介したパーツの中にTOPOINT archeryというメーカーがあると思いますが、そのメーカーが新しいハンドルライザーの発売に合わせて発売した2種類のリムの上位モデルにあたるものです。これは、カーボンフォーム構造のものですが、下位モデルとしてグラスウッド構造のものも同時発売されています。


 これはリムのフェイス側のプリントですが、上の写真と見比べていただきたいのですが、上の写真では「CARBON WOOD」、この写真では「CARBON FOAM」とプリントされているのがわかると思います。リムのバック側にも同様のデザインでプリントされていますが、そちらは「CARBON WOOD」となっていて、意味も分からずデザインされているのがよくわかります。もちろん、実際のコア材はフォームコアです。

 韓国のWin&Winが以前販売したカーボンスタビライザーの表記が「CARBON」ではなく「CABON」であったことは有名な話ですので、中国製だからといって馬鹿にできる話でもないのですが、なんだか笑えてしまいます。

 高性能リムとして定番のWin&WinのEXPERTクラスの製品は、持った感じが非常に軽量ですが、このリムはフォームコアでありながら、旧SFのウッドコアのようなズッシリとした重さを感じます。価格も非常に安価なので、本格的に競技で使用することは想定していないのかもしれませんが、性能は期待しないほうがいいかもしれません。


 リムチップは、かなりの厚みで補強されていてHMPE素材のストリング使用も想定しているような感じです。韓国Cartel製の入門者向けリムは、かなりの高確率でリムチップが破損しましたが、いまは改善されたのでしょうか。

 フォームコアは、付け根のバット部からチップ側先端に向けて徐々に薄くなる構造になっていますが、リムの厚みとしてはポンド数のわりに厚めで、これが持った時のズッシリ感になっているんだと思います。