コロナ騒動が沈静化してきた最近になり、新たに登場した中国ブランドLeafarが販売を開始した、グランプリタイプのリムをフォーミュラタイプのリムに変換するアダプターです。

　これまでにも欧州メーカーのUukhaが自社リム専用のフォーミュラへの変換アダプタを販売した事例はありますが、Uukha製リムはハンドルとの接合部であるバット部が独自の形状をしているため、汎用といえる製品ではありませんでした。

　今回、Leafarでは使用できるリムメーカーとして、Martin、PSE、SF、Win&Win、MK、Youyi、Core archery、KAYA、Infitic、Samick、SKY、Topoint、Sanlidaを挙げているので、デタントピンを固定しているネジのピッチが「ミリ」規格であれば使用できるということが読み取れます。

　少々強引になりますが、デタントピンの固定ネジがインチ規格であっても、同じインチピッチサイズの皿ねじを入手できれば、Hoytのグランプリリムをフォーミュラにも変換できることになります。

　使用方法は簡単で、最初にデタントピンを固定しているネジを付属のワッシャーと皿ねじに交換し、抜き取った、もとから付いていたネジは、裏側からリムバット部のＵ字溝の固定の補助に使用するという合理的な設計になっています。

　値段的には8,000円程度なので、安価なグラスリムに手が届いてしまいそうな価格ですが、一般的なグランプリ用のハンドルからフォーミュラタイプのハンドルへの乗り換えの大きな障害が解消されるという点で、画期的な製品ではないでしょうか。