WINi&WINの初代オールカーボン製ハンドルライザーです。販売開始後に製造工程で問題が出たらしく、入手まで何ヶ月も待った記憶があります。価格も結構高く、当時の価格は現行品のモデルよりもかなり高かったように記憶しています。
重量は当時のアルミ合金CNC切削の標準的な製造方法のハンドルライザーと同等で、カーボン製だから軽量というイメージとは異なる、ボリューム感を感じるハンドルでした。現在WIN&WINのハンドルライザーのリムセンター調整機構は、このハンドルに採用された方法と同等のものになっていますが、偏芯リムボルトによる方法からの変更は、このハンドルからだったと記憶しています。
ハンドルライザーのアッパー部分です。アルミ製ハンドルに比較してサイトウインドウ部の厚みがあるので、AAEのFree Flight Restkのレスとピンの動きがサイトウインドウで妨げられてしまうため、使用することができませんでした。リムボルトの表面にはWIN&WINの文字が刻まれた凝った作りだったのですが、長期保管後に確認してみるとサビが浮いていました。
ハンドルライザーのロワー部分です。組み合わせて使用するリムは、基本的にはILF形式のものですが、タワーエフェクトと称する振動減衰効果のあるINNO POWERリムとなっていて、従来のILFリムよりもバット部分に肉盛りがされており、ハンドル、リム共に従来のものとの互換性に、若干難がありました。
カーボン製のハンドルライザーは、リムポケットのリムとの接触部の精密な成形が難しいようで、最近のWin&Winのカーボン製ハンドルライザーでもさまざまな工夫をしているようですが、初代カーボン製ライザーとして丁寧に作られたせいか、リムとの接触部は均等な接触痕となっています。ただし、リムセンターを調整する黒い金具を装着するために開けられた四角い部分の下側はギザギザのままであり、不要な部分の加工には手間をかけていないようです。
下側のリムポケットの様子です。こちらのリムポケットについても、リムとの接触部は均等に圧力がかかっているようです。
プランジャーホールとグリップの様子です。Win&Winのグリップは遠目には共通のデザインのようにも見えますが、プラスチック製と木製ではかなり使用感が異なります。このグリップについては、かなりのローグリップ気味になっています。
プランジャホールは、アルミ製ハンドルライザーに比べると、2つの穴がかなり接近した位置になっています。サイトウインドウ部の厚みもかなりボリューム感があります。
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