最近、Amazonのアーチェリー用品販売で顔を見せ始めた新作のリリーサーです。デザインはいくつかの既存メーカーのものをゴチャ混ぜにしたような感じで、興味を惹かれてはいたのですが、以前に紹介したTOPOINT TP420よりも価格設定が高めで、Amazonでも１万円前後の価格になっていたこともあり、様子見をしていたものです。その後、いくらか価格が下落したのを機会に購入してみました。WAR WOLFというブランドは、以前からアーチェリー用防振ダンパーの製品で見かけてはいましたが、製造メーカーのブランドではなく、単なるショップブランドだと思います。

　フック部分は、完全に閉じられるクローズドジョータイプですが、トリガーが引かれると解放されたジョーがブラブラになるタイプで、解放位置でジョーは固定されません。そのため、このタイプのリリーサーを使用しているアーチャーでよく見られるように、再度フックをＤループに掛ける際にリリーサーを振ってジョーを開かせる動作が必要になるか、コッキング後にＤループに掛けたジョーを手動で閉じる動作が必要になります。

　カラーリングも鮮やかで、さまざまなカラーバリエーションがあるようですが、細かいところを観察すると、金属表面に切削痕がそのまま残っているなど、あまり褒められた仕上がりではありません。個人的には、価格も安めなTOPOINT TP420のほうが機能的にも使い物になるような気がします。デザインやカラーに気に入ったものがあるという以外は、あえて購入する品質ではないとも思います。