Carterのリリーサー、Whisperです。
このリリーサーの特徴は、トリガーのテンション調整と、リリース後のフックの復帰にマグネットを使っているところです。
フックは、いわゆるオープンジョーといわれるタイプですが、フックの位置が取りかけの指から比較的近く、一般的なリリーサーよりも引き尺が稼げます。トリガーのテンションは人差し指の取りかけリング部にある3個の穴に入っているマグネットの増減で調節するようになっています。抜き取ったマグネットは薬指取りかけ部にある2個のスペア穴に移動させることになます。リリースで開いたフックは、基部に組み込んである同じサイズのマグネットに引きつけられて復帰するようになっています。
写真のWhisperのトリガーには、オプションのバームシューを取り付けていますが、標準では短いサムシューが付属しています。小指の取りかけパーツをトリガーシューとしても使用できるようになっています。
フックのロックレバーと調整ネジです。
トリガーシューの下側には、他のCarterリリーサーと同様、フックのロックレバーがあります。
トリガーのタイミング調整は、ロックレーバーの上にあるネジで調整します。ロック状態のまま六角レンチで調整ネジを時計回りに静かに回転させ、ロツクが解除された位置から反時計回りに1/4回転戻した位置が、適正な調整位置となっています。
トリガー基部の構造です。
トリガーレバーを3本のマグネットて吸い付けて、トリガーテンションを生み出しているため、マグネットの抜き取ることによってトリガーの固さを3段階の範囲で調整できます。
フック部分は、オープンジョーになっています。リリースで開放されたフックは、トリガー部に使われているのと同じ形状のマグネットに吸い寄せられて復帰するようになっています。バネを使用した動きではないため、トリガー開放時に金属音がせず、それが名称の所以なのかなと思っています。
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