コンパウンドボウ  ランチャー(レスト)  INFITEC COMPOUND REST

 

 CARTELとして知られている韓国のアーチェリーメーカーから派生した「INFITEC」ブランドのコンパウンド用レスト。ブレードはテンション調整が可能な可動式になっています。

 CARTELからも同じ低価格帯のMIDAS-Ⅱというレストがありますが、こちらのほうが仕上げに高級感があります。

 ただし、ブレード位置は「左右」を微調整できるだけで、「上下」はブレード角度のアップ・ダウンか、ブレード固定位置を変更することで行います。

 

 裏側の様子です。

「R」の横にLOWER、HIGHERと回転方向を示す表示があり、レンチでブレード角度を調整できます。

 ランチャーブレードは2本のネジで固定されますが、前方にもう一組のネジ穴があり、その距離だけブレード位置を前方に伸ばすことができます。

 「L」と表記された穴は、この部品を左右兼用に設計したものと推測されますが、右用としてはただの穴だけです。

 

 左右位置の微調整つまみと、回転方向が表示されたランチャーブレードのテンション調整ダイヤル。

 左右位置調整つまみは、上面のネジが固定ネジになっています。

 側面のテンション調整ダイヤルはイモネジで固定されています。内部にはスプリングが仕込まれていて、矢印の方向に回転させることにより、ブレード動作のテンションを変化させることができます。

 

 上から見たアップです。

 ブレードはワイドタイプ、厚さは「3T」表記で、同じブレードのスペアが1枚付属しています。CARTEL MIDAS-Ⅱではナロータイプで「2T」、「2.5T」、「3T」の3枚が豪華に付属していたので、そのへんはちょっと寂しくなっています。

 右側に見える大きめのネジが左右調整を固定するネジです。

  

 付属品一式。

 レンチは4本と多めです。あとはランチャー固定ネジ、テンション調整スプリングとブレードのスペアが1つずつ付属しています。

 製品に付属の説明書きは、よく見ると写真と現物のマーキングに一部異なる部分もあります。説明書きの内容は次のとおり。

  • 微調整目盛りはレーザー刻印。
  • アレンスクリューをゆるめてダイヤルを回転させることにより、ブレードテンションを変更できます。
  • 2本のアレンボルトでブレードをしっかりと固定。
  • ブレード取り付け位置を変えることでブレード長を変更可能。
  • ブレード角度をアレンレンチで変更可能。
  • 「H」方向でブレード角度を大きく、「L」方向で小さくできます。


 左側のブレードは、インドア用に別のランチャーで使うつもりで用意したQuality Archery社製の.012Wです。なんとスペアとして付属していたブレードはこれとまったく同じものでした。

 ちなみにQuality Archery社では.012厚のブレードは、アローウエイト425グレイン以上、ランチャーブレードの角度は30°~40°の範囲で使うことを推奨しています。