コンパウンドボウ > ランチャー(レスト) > ARCO Super Magnetic Rest
イタリアのARCO社製ランチャーで、作動にマグネットを利用していることが特徴。マグネットの方向を反転させることにより、テンションアームタイプのランチャーから、フォールアウェイタイプに変更することができます。
テンションアームのセッティングにしたものです。左側の銀色の円筒状のものがマグネットになっています。すぐ上のアルミ製ネジの先端にもマグネットが埋め込まれていて、マグネット同士の反発をバネの代わりにする構造で、バネの劣化や破損の心配がなくなるというアイデアです。
アルミ製のネジ先端との距離変化で、マグネット反発力の強弱が調整できます。右側の黒いネジは、ランチャーの高さを調整するものです。
ランチャー側の側望。ランチャー自体は、丸い金属望の先をえぐったような構造で、通常のブレードタイプと比較して重量感があります。
上から見た構造。大きなマグネットが目につきます。このような構成のため、手で動かしてみると、動きは軽くスムーズですが、ランチャーの可動部分は全体的に重量感があります。
ランチャー回転軸基部のネジで左右位置の微調整をします。フォールアウェイタイプに設定する場合は、この調整ネジの左側にある円形金具を交換してケーブルスライドと連結するシリコンチューブを取り付けて、マグネットが前側になるよう位置を差し替えます。
このランチャーの特徴的なマグネット部分。
ランチャーの可動部分全体でかなりの重量があるため、慣性重量も大きくなることが予測されます。そのため、正確にスパインを合わせないと、最近のアロースピードが高速なコンパウンドボウでは、ランチャーへの羽根の接触など、障害が出る可能性が高くなります。
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