コンパウンドボウ > コンパウンドボウ本体 > Sanlida HERO X10
Sanlida社ターゲット用コンパウンドボウのトップグレードとなるHERO X10です。近年流行のシュートスルータイプのハンドルとハイブリッドカムを取り入れています。カムは、可動モジュールで一定範囲のドローレングスをカバーするタイプではなく、27インチから29.5インチまで、0.5インチごとに固有のモジュールを使用するようになっていて、まさにターゲットに特化した設計です。
ドローストップポストは、偏心型のものが採用されていて、ポスト円周上に1~3の目盛りが刻まれています。この目盛りをカムに刻まれた線刻に合わせると、レットオフがそれぞれ65%、68%、70%に変化します。ドローストップは、6種類あるドローレングスモジュールに合わせ、それぞれに適合する6箇所の設定位置に移動させることになります。
ロワーカム側にもドローストップのある設計となっています。ロワー側のカムモジュールは非常に小型のものになっています。現状では最短のドローレングスは27インチとなっていますが、25.5インチまで対応できるモジュールを準備中ということです。
上下リムの取付部には、ゴム製ダンパーが組み込まれています。ドローウエイトの調整範囲は10ポンド、リムボルトの許容回転数は5回転となっていて、黒色の楕円形パーツにはリムボルトのネジピッチを確認できるのぞき窓がついています。リムの素材はアメリカのゴードンファイバー製のものを使用しているということで、PSEやMathewsと同等の品質と考えて良いと思います。
ケーブルガイドは、内側に傾ける角度を調整できる構造になっています。通常、ドローイングに伴いケーブルの引力がカムのサイド側に働き、カムが傾いてしまうという現象が起きますが、ドローイングのどの位置でカムを直立させるかが、チューニングを難しくしているわけで、ケーブルガイドを内側に傾けることによりケーブルの引力を減らし、カムが絶えず直立に近い状態を維持するとで、安定したチューニング成果が期待できます。
フェイス側のスタビライザーブッシュは、ロワー側に2箇所あり柔軟なバランス設定が可能になっています。ストリングバックストップは採用されていませんが、取り付け用のネジ穴はあるので、好みにより取り付けることもできます。
少し見にくいかもしれませんが、偏心ドローストップポストの周囲には1~3の数値が刻まれていて、それぞれの位置に変更することにより、レットオフの度合いを変更することができます。
グリップの幅はやや狭めで、ピボット部分だけは大きく面取りされていますが、手のひらがあたる部分は角ばった形状をしています。グリップのサイドには大きく「SANLIDA」のエッチングが刻まれています。
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