コンパウンドボウ > コンパウンドボウ本体 > PSE X-Force HF
PSE社のX-Forceシリーズの基礎になった2007年モデルのHFです。X-Forceシリーズは、モデルによりカムデザインが違うことはすぐ目につきますが、ハンドルライザーはどれも似たようなデザインで、ハンドルだけでモデルの見分けができれば余程の通だと思います。
カムはHF(HYBRID FAST)と呼ばれる少し大型のタイプ、ハンドルは6インチのブレースハイトになるX-Force6と組み合わされています。X-Force SDに使用されているX-Force7のハンドルよりも大きな肉抜きがされているようにみえるハンドルですが、ボウ全体としての重量はまったく同じになっています。標準のブレースハイト値は5-7/8インチで6インチを切り、IBO Speedは348-340FPSの高速モデルです。Axle to Axleは33-1/8インチで、X-Force SDより2/8インチ短くなっています。
アッパーカム左側です。ストリングポストが3箇所設けられていて、中心の標準ポストに対し、それぞれプラス、マイナス3/8インチ、ドローレングスが増減します。
カム右側のコントロールケーブルトラックには、交換式のモジュールが取り付けられていて26インチから30インチまで、ドローレングスを1インチ単位で変更できるようになっています。
ロワーカムには、ドローストップ設定用のネジ穴が内周、外周の2列に複数設定されていますが、内周はレットオフ60%、外周は70%用になっています。モジュールのナンバーに合わせて移動することでドローレングスを調整します。
ロワーカムのヨークケーブルトラックにも交換式モジュールが付いていて、アッパーカムのモジュールとペアで交換することになります。
アッバーカムのストリングポストです。これは「-」ポストにセットしているため、標準に対して-3/8インチ、ドローレングスが短くなります。
ロワーカムのドローストップ設定ホールです。この場合、外周の70%、6番ポスト位置ですので、レットオフ70%、ドローレングス26インチの設定ということになります。
ロワーカム右側のドローストップの設定の様子です。レットオフの変化は、つまるところ、いっぱいまで引き込まず、途中で止めれば完全にレットオフしきらないということだけです。当然、バレーの幅は小さくなることが予測されます。ドローストップポストの外周には、ゴムではなく軟質ビニールのようなもので被覆されています。
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