コンパウンドボウ > コンパウンドボウ本体 > JUNXING M106
アマゾンで販売されているJUNXING製コンパウンドボウに心惹かれていたところです。ただし、アマゾンから購入できるのはカラーが黒か迷彩柄のみだったので、それが障害でした。そこで、Alibaba経由でアマゾンのマーケットプレイスにあたるある店舗で、興味を引かれたJUNXINGコンパウンドのターゲットカラーが欲しいと打診したところ、OKの回答があったので注文してみました。モデル名はJUNXING M106、たぶん本邦初上陸です。
5月3日の注文で5月13日到着。注文後、店舗からの発送に時間がかかったようですが、トータルでは中国発送の荷物としては平均的な時間で到着し、荷姿は写真のような状態でした。
外装の半透明のビニール袋の中に段ボール製の箱、本体はプチプチのビニール袋入りでした。中国からの発送ということで、無事に届くか心配はしていたのですが、段ボールの箱の形は保たれた状態で到着したのでほっとしたところです。ただし、段ボール箱のあちこちに穴が空き、扱いが粗いことは否定できません。
開封するときにこれほどドキドキしたのは久しぶりです。付属品はボウスタンドと六角レンチ2本でした。ボウスタンドは国内でCartel製として流通しているものと同じもの、レンチのひとつはボールレンチ形状のリムボルト用、もうひとつはカムモジュールの設定用です。大手メーカー製コンパウンドボウでは、こうした付属品はみたことがありませんので、ある意味親切なのかもしれません。
ハッとするほどあざやかなペイントブルーで、これならどんな競技会場に持ち込んでも恥ずかしくありません。ただし、細かく見ると、あちこちにペイントの浮きがあり、触ると塗装が割れて白点ができます。(細かいことを気にしてはだめです。)
スペックは、ドローウエイト40~60ポンド、ドローレングス25~30.5インチ、アクスル長40インチ、ブレースハイト7.2インチとなっています。左右のヨークケーブル長を固定しないソフトヨークタイプの2カム構造です。リムはスプリット形式で、最近ターゲットボウでも流行しているパラレルタイプではない、比較的立ち上がった形状のオーソドックスなタイプです。リムボルトの最大回転数は6、1回転当たり3~4ポンド増減とされているようです。この辺のスペックは、メーカー側の正確な明記はなく、販売店によっても表記に微妙な差があり、不安を残す部分です。
一部のJUNXING製コンパウンドボウの特徴である左右兼用の要となるケーブルガイドの部分です。ケーブルガイドを反対側に付け替えれば左用にもできるということです。当然、カムも上下を逆にする必要もあります。サイトウインドウはシュートスルータイプ、左側のウインドウウォールにも左用のレスト取り付け穴とサイト取り付け穴が開いています。ウインドウの肉厚は薄目で、ケーブルガイドの支持パーツが補強を兼ねているような構造です。
アマゾンでは、JUNXING社製のM122とM127というモデル名で、パラレルリムタイプの左右兼用モデルが入手可能ですが、このM106はハンドルシルエットは共通でも、リム取り付け角度が異なる全く別の設計です。
カムはモジュールの位置移動でドローレングスを調整する方式で、スペックである25~30.5インチの調整範囲から判断すると、0.5インチ刻みの調整幅で、標準では27.5インチに設定されているようです。カムにはとくにタイミングマークのような刻印はないので、シンクロ調整はドローストップの同期で判断するしかないようです。
写真で分かるように、ヨークケーブルは左右長を固定しないソフトヨークタイプとなっています。リムには、旧Hoytタイプのリムダンパーが付属しています。ストリングは、手触りの感触からの推定ですがダイニーマ系のようです。ブレースハイトは7.2インチとされていますが、実測で7.75インチあり、たぶんストリングが伸びたことによりハイトが上昇したものと思います。
リムボルト部分です。各パーツのエッジが立っていて、表面の仕上げにも粗が目立ちますが、なんとか許容範囲ではないでしょうか。
センタースタビライザーのブッシュは、ストリングバックストップの延長と同軸になりますので、全体のシルエットで想像できるとおり、若干上向きになります。そのためダウンコネクタボルトを介してスタビライザーを取り付けたほうがかっこいいかもしれません。
マグネシウム合金製ということもあり重量は4.2ポンド、つまり2キログラム以下ということで、アクスル長40インチの大柄な見かけの割には軽量です。
付属のボウスタンドですが、「OCTOPUS CHARACTER FRAME」という製品名で、Apollo archeryブランドになっていますが、よく見ると「PRECISION SHOOTING EQUIPMENT,INC.」とプリントされています。つまり、PSE?ということですか。でも、シルエットになっているコンパウンドボウのリムにうっすらと「RUCKUS」の文字が見えます。それはHoytでしょう?と、突っ込みどころ満載のボウスタンドです。
付属の2本のレンチです。造り自体は悪くありませんが、梱包された箱の中で袋から飛び出し、チャラチャラと金属音を立てていたのはご愛敬です。
アマゾンで販売されているJUNXING製コンパウンドボウには、保証書らしきものが付属するらしいですが、これにはそれらしきものは一切付属していませんでした。そのため、破損した場合には、自己責任の覚悟も必要です。
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