Copper Johnのサイトレールが湾曲したユニークなターゲットサイトです。リカーブでもコンパウンドでも、ターゲットまでの距離が遠くなると、サイトピンやスコープの位置を下げて、矢の発射角度を上げることにより放物線の到達距離を稼ぐことになります。直線型のファイバーピンやスコープレンズを使っている場合、まっすぐなサイトレール上を移動させると、長距離ではファイバーピンあるいはレンズが上側に傾いてしまうことになります。これを自動的に補正してしまおうという目的でサイトレールが湾曲しているわけです。
サイトピンの装着はスコープホルダー方式になっているため、リカーブにもコンパウンドにも使用できるようになっています。左の写真はFITAターゲットモデルですが、バリエーションとしてサイトレールの短い3Dモデルもありました。残念ながら、Copper Johnはターゲットサイトの分野から撤退し、このモデルも廃盤になってしまいましたが、堅牢な作りになっており、今でも十分に魅力的なサイトです。
サイトの左右を調整するウィンデージダイヤルです。ガタついた動作は一切なく、しっかりしたクリック感で動きます。ダイヤルの左側に見える真鍮製の丸いボタンは、サイトブロックのエレベーションギアの噛み込みを解除するクイックエレーペーションボタンです。
サイトブロックのフェイス側のエレベーションフレームとの嵌合は、真鍮製の部品を介してしっかりと組み合わされていて、アソビは全くありません。エレベーションダイヤルの目盛りも当然ながら、エレベーションフレームに刻まれた目盛りと完全に一致して動きます。
ダイヤルの目盛りとブロックに刻印された目盛りは正確にリンクし、ダイヤル1回転でインジケータの目盛りが一つ移動します。サイトブロックは2個の樹脂部品を介してエレベーションフレームにしっかりと押さえつけられていています。
このクラスのサイトでは、ダイヤル裏のクリック溝に注油する程度で、ほぼメインテナンスフリーであることが一般的のようです。
スコープホルダー方式のため、サイトピンアダプターを使えば、リカーブ用のサイトピンを組み込むことが可能になっています。
リカーブ用のサイトピンを組み込んだ状態です。リカーブ専用のサイトに比較するとヘビー級の重量になるので、私は気にしませんでしたが、サイドロッドのウエイトでバランス調整する必要があるかもしれません。
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