コンパウンドボウでは、グリップを中心とした水平バランスをとるようにスタビライザーのウエイトバランスを調整するのが基本になります。そのため、必然的にサイトおよびサイトウインドウ側との重量バランスをとるためのシングルＶバーの使用が一般的になっています。

　センタースタビの取付部に装着するときは、ボウ本体の重量とも相殺することになるため、全体の重さが重くなり、フェイス側のスタビブッシュに装着する場合は、センタースタビおよびサイトとのバランスをとるだけの調整となるため、軽量化を目指す場合のチューニングを目指す場合の使用方法になります。

　サイドロッドのダウン角度、開き角度とも比較的細かな目盛りがあるため、チューニングを変更した場合に精度の高い確認ができます。ボウ本体との装着に際し、コネクタボルトの差し込み穴は3箇所用意されているので、Ｖバーの左右装着位置をその3つから選択することもできます。

　アルミ合金をカラー着色するアノダイズ加工は、近年、中国の製造業者が得意とする分野のようで、この製品についても黒、赤、青、緑、金の5色のバリエーションがあります。

　サイドロッドの着脱は、クイックタイプとなっているため、少しロッドを緩めるだけで簡単に脱着できる構造です。

　小売予定価格は6000円としています。