アローコンポーネント  アローシャフト  EASTON XX75 PLATINUM PLUS

 EASTON社の最もポピュラーなアルミシャフトであるXX75 PLATINUM PLUSです。カーボン製シャフトが無かった時代には、入門者には24SRT-X、ミドルグレードとしてXX75、競技用としてX7が使い分けられていました。かつてのXX75は、とても錆びやすく、使い込んだシャフトは真っ黒になってしまったのですが、現行のXX75では、その当時の高級品であったX7と同じようなアルマイト加工がされているようで、現行品で黒く錆びたシャフトは見たことがありません。一時期、さまざまな着色をしたカラーシャフトもあったのですが、そうしたバリエーションがなくなってしまったのは、寂しい感じがします。ちなみに、当時のX7もアルミ表面のアルマイト加工で黄色みがかった銀色をしており、現行品のようなペイントブラックのシャフトではありませんでした。

 入門者用として同じジュラルミン素材を使用したJAZZもありますが、多くのスパインバリーエーションが廃番になってしまったため、リカーブのインドア用シャフトとして、スパインの適合を考慮するとこのXX75か、X7 ECLIPSしか選択肢がありません。個人的には、JAZZのブルーの模様が好きで、インドア用として使用していましたが、前述のとおり細かなサイズ選択が困難になってしまったので、今後はこのシャフトに変更する予定です。


 シャフトのフルレングスは、1813サイズで約30インチありますが、ポイント側の切断面にはバリが残り、シャフト表面にも製造時に何かで挟んだような傷があるため、ノーカットで使用するのは難しいかもしれません。

 

 このようにシャフトのポイント側表面に、何かで挟まれたような傷があります。傷の位置は一定ではなく、先端から1/2インチ~1/4インチくらいの場所に付いています。

 

 ノック側は、ポピュラーなGノックが使えるように、スモール・ユニ・ブッシングが組み込まれています。


 

 アルミシャフトでは、ワンピースポイントを使用するのが一般的ですが、このRPSポイントを使用することにより、細かくポイントグレインを調整することができます。

 

 RPSポイントを取り付けるための、ポイントインサート・ブッシングです。当然ですが、シャフトサイズに合わせて選択する必要があります。


 

 ポイントとインサートは、このように組み合わせます。加工精度はロットにより バラつきがあるため、ネジ山を馴染ませてからでないと、最後までねじ込めません。今回は素直にねじ込めたのは2本だけでした。

 

 シャフトに取り付けると、こんな感じになります。ワンピースポイントのように尖っていないので、畳への刺さり方は比較的浅くなります。