以前、ダイキャスト製ハンドルながら、安価でユニークなコンパウンドボウを提供していた中国のJunxing社ですが、最近、どうも暴走気味のようです。
プレビューページで紹介したハンドルライザーは、「H13」というオリジナルモデルで、ILFリムとFormulaリムのどちらも装着できる、韓国MK archeryで製造されているハンドルライザーのような機能を備えたユニークなモデルです。重量は1300グラム、3万円程度の価格なので、フォーミュラリムを試したい方には絶好の選択になるのではないでしょうか。
ここまでの話ならば、中国製のユニークな製品ということで終わるのですが、すでに多くの方がご存知のように、このJunxing社はHOYTおよびWin&Win社のハンドルライザーのソックリさんも作ってしまっているんです。しかもそれらのほとんどは、やはり3万円程度の価格で販売されており、昨今のインフレ景気の中ではありがたい存在でもあるのですが、シルエットの似た原型だったであろうハンドルがCNC切削の軽量モデルであるのに対し、Junxing社製ハンドルは一部を除きほとんどがダイキャスト製であり、強度を確保するため肉厚としたため、ほとんどが重めになっています。
実のところを言うと、そらの一部のモデルを試験購入済みなのですが、加工精度はオリジナルのものに遠く及びません。価格的な意味では、入門者用としてはありかもしれません。
コピーとして非難されるような製品づくりよりも、H13のように安価でユニークな製品づくりに努力してもらいたいものです。
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