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パソコン、クラッシュ事件!

 私が、日常愛用しているパソコンは「HYSTOU」というブランドの小型コンピュータで、i5-8300Hのノートパソコン用CPUを使用し、16Gbyteメモリ、256G-SSD搭載のものです。導入から4年近く経過した先日、突然BIOSが勝手に立ち上がるようになり、起動しなくなってしまいました。

 動作が怪しい気配は1~2週間前からあったのですが、今年の夏は異常に暑いこともあり、その影響もそのうち収まるのではないかと考えていたところもありました。起動不能となってから思い返してみれば、SSDの一部のファイルが読み込めないことが、「~ファイルが見つかりません」というエラーになったと合点がゆきます。

 壊れたSSDとにらめっこしていても何も始まりませんので、すぐに代わりのSSDと追加のメモリを注文することにしました。AMAZON等でも価格を調べたのですが、現在は円安とはいえ、パソコンパーツは中国から購入するほうが安価になることがわかりました。512G-SSDを2枚、16Gメモリ1枚で、9600円程度でした。1万円未満で、ストレージ1テラバイト、メモリ32Gバイトにアップグレードもできてしまいました。米国の中国製電子部品の貿易規制が思わずメリットになったと感じています。

 OSはWin10ですが、デジタル認証のおかげでインストールはすんなりとすみましたが、一部のデバイスドライバがどうしても認識されず、HYSTOUのホームページにもヒントがないという困った状況になってしまいました。インターネットで情報検索をすること半日、どうやらこのパソコンはHYSTOUのオリジナルではなく、Eagle S200というパソコンのOEMであることが判明、OEM元のホームページでようやく必要なデバイスドライバを入手することができました。パーツ交換から、ここまで丸1日かかってしまいました。

 ひと昔まえ、パソコン自作に凝っていた頃は、完成までに時間がかかっても、最後には満足感がありましたが、最近のハードウェア構成が昔とは異なっていることもあり、かなりの疲労感の残る作業でした。

 今回の失敗の教訓としての覚書は、

1 ストレージSSDの動作に不安を感じたら、速やかに交換すべし。

2 特殊形状のパソコンは、サーバー用チップセットが使用されることもあり、ドライバの入手が困難。

3 データのバックアップは重要であるが、ドライバ構成のバックアップも同等に重要。

といったところです。

 

 中国製パソコンパーツ価格は、米国の圧力のために低迷し、今回は助けられた面がありますが、アーチェリー用品に関しては、中国メーカーが自信を付けたためか、価格が欧米メーカーと競うレベルになってしまい、安価であるメリットが薄れてしまっているところが残念だと感じている今日このごろです。