中国製アーチェリー用品の中から、おもしろそうな製品を紹介する「注目のアーチェリー用品」シリーズですが、今回は中国Elong archeryのNIKAブランドで発表されたカーボン製ハンドルライザーET-9を紹介します。
基本的なスペックは、
1. ハンドル長:25インチ
2. 素材:ハイグレード3Kカーボン
3. 材料要素と構造は3Dモデリグソフトウェアにより設計
4. ハンドル重量:793.2グラム
5. ステンレス製リムボルト(M12)
6. アラインメントプレート素材:7075-T6
7. ハンドルグリップ素材:ウッド
8. 高い剛性と衝撃吸収性能
9. 推奨ブレースハイト:8.5~9インチ
となっています。
カーボン製ハンドルライザーは、これまでFiber Bow、Win&Win、Uukhaなどのメーカーから販売されています。とくに複数のモデルを製造しているWin&Winでは、グラスファイバーのコアにカーボンを巻きつける構造としたため、アルミ素材のハンドルライザーと重量的には同等なものになっています。意識的に重くすることにしたのか否かはわかりませんが、カーボン素材の軽量さという特徴を生かしたものではありませんでした。比較的早期にカーボン製ハンドルとして成功したFiber Bowは、700グラム以下の軽量さを特徴として、パラ・アーチェリー選手に多用されました。
このET-9の重量は、Fiber Bowほどではありませんが、それでも非常に軽量の800グラムを切る重さになっています。Fiber Bowでは、リムポケットの精度が問題とされましたが、そのへんの完成度が気になるところです。価格的には大手メーカーのトップグレードに匹敵する値段になっていて、気軽に入手するわけにはいかないのが残念なところです。
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