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Glenfarclas 21年

 シングルモルトの高級ウイスキーといえば、なかなか普段飲みにはできず、価格も5千円を超えると店頭では手を出しにくいところがあります。

 ましてや21年というビンテージものは、自分用に購入することはまずないと思うので、嬉しい限りです。

 このグレンファークラスのスコッチは、割と細かく年代を刻んだビンテージクラスを設定しているようで、8年、9年、10年、12年、15年、17年、21年、25年、30年、40年といったものが、日本に入っているようです。グレンファークラスは、直火炊き蒸留、シェリー樽熟成を特徴とし、通常のウイスキーが仕上げ段階でのみシェリー樽を使用するのに対し、熟成の全期間で高価なスペインからのオロロソシェリー樽を使用しているということです。

 ウイスキーは、熟成中に一部が蒸発して量が減り、これを「天使の分け前」と呼ぶことは知られているところですが、この減った部分を新しく蒸留したもので補充するか、熟成中の古酒で補充するかで、年代ごとの風味の違いを生み出しているようです。

 さて、これからしばらくの間、晩酌の時間が楽しみです。