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Ichiro's Malt&Grain ウイスキー

 酒屋さんに並んでいる大手メーカーブランドのウイスキーのとなりで、最近、日本の各地方で生産された地ウイスキーというものが目立つようになりました。

 今回は、いただき物なのですが、秩父の地ウイスキー「Ichiro's Mailt&Grain」をご紹介します。

 このメーカーは、2008年から生産を開始した比較的新しいメーカーです。2004年に閉鎖された羽生蒸留所の創業者の孫にあたる肥土伊知郎氏が、閉鎖時に在庫していた原酒400樽を、福島の笹の川酒造の貯蔵庫を借りてこれを熟成させ、イチローズモルトとして売り出したものが、日本のみならず世界にも認められ、有名になったということのようです。

 この「Ichiro's Mailt&Grain」は、新たに建設した秩父蒸留所のモルト原酒と、貴重な羽生蒸留所モルト原酒を主体にスコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ産のモルトと、蒸留したてのグレーンウイスキーをブレンドして作られたもので、アルコール度数はなんと46%もあります。たくさんの原料をブレンドして製造されるため、ロットごとに味わいが異なるようで、裏のラベルにはロットナンバーも印刷されています。ちなみに、これは「371」でした。

 皆さんもこの銘柄を見かけたら、味わってみてはいかがでしょうか。