アーチェリー用品に限らず「Made in CHINA」は世界を席巻し、製造業の中心は中国に集約されてしまいそうな勢いです。米国の主要アーチェリーメーカーでも、一部の製品を中国に委託生産させているようで、卸売りのアリババを見ているとこうした製品がたくさん見つかります。これまでは、このような委託生産や相手先ブランド製品の生産が主流だったのだと思いますが、最近目立つのが、中国メーカーのオリジナルデザインあるいはオリジナルブランドの製品が増えてきたことです。まだ一般市場に流通するほどの製品品質には物足りない部分もありますが、今後の展開が楽しみなところです。
DECUT社は、そんな中国のメーカーの中でも最も多くのオリジナル製品を展開していて、総合アーチェリーメーカーになるのも時間の問題ではないのかという感じです。DECUT社製品の中から、いくつか面白そうなものを購入してみましたが、製品の水準としてはなかなかの仕上がりになっていると思っています。細部についてはプラスチック部品の成型精度が甘かったり、金属加工が粗くバリが気になったり、詰めの甘さはまだまだ感じられるところですが、製品価格次第では初級者~中級者用の弓具としては十分なレベルになっていると思います。
リカーブのジャンルでは、リムを除き、ほぼすべての用具を中国製でそろえることが可能であり、そんなセットをひとそろい作ってみようかと考えているところです。リムについては、現時点でもいくつかの製品はあるのですが、グラス・ウッドコアから、最近ようやくカーボン・フォームコア製品が出てきたレベルなので、いまいち実用面で信用がおけません。しばらく時間が経過したら、中国製のオリジナルリムも入手してみようと思います。KINETICあたりのブランドも中国生産だと思いますが、たぶんWin中国工場のOEMだと思いますので、あくまで中国ブランドにこだわってみたいですね。
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