リカーブボウ > クッションプランジャー > DECUT ZX229
中国DECUT社のクッションプランジャーです。クッションプランジャーは構造が簡単なためか、最近インターネット上で中国製のノーブランド品が多種類見つかりますが、外見はともかく、実際の使用には難のある製品も少なくありません。その点、このDECUT社の製品については、そうした問題はないという安心感があります。
DECUT社の製品には通常愛称がつけられたものが多いですが、このプランジャーは同社にしては珍しく、武骨な「ZX229」という型番がつけられているだけです。
同梱品の内容です。プランジャー本体のほか、厚さの異なる固定ネジ1個、プラスチック製固定レンチ1本、スペアプランジャーピン1本、強さの異なるスペアスプリング3本、六角レンチ2本となっています。Beiterのように、これでもかというほどの豊富な付属品はありませんが、必要十分という感じです。むしろ、さまざまなハンドルライザーに対応できるよう2種の固定ネジを付属させていることのほうがありがたいです。
デザインは全体的に野暮ったい感じですが、機能面では問題あありません。カラーは赤のほか黒と青が選べるようです。
固定ネジのハンドルとの接触面には、プラ製パーツが組み込まれ、ゆるみ止めあるいはハンドルが傷つかないようにする構造をしています。見たことのない工夫ですが、中国製には珍しい細かい心配りに感心します。
ナットを固定するイモネジのスペアは無く、厚みの違うナットと交換する場合はイモネジも移動させなくてはならないため、紛失しないよう注意する必要があります。
スペアパーツの一式です。プランジャーチップが金色に塗装されているところは、相変わらず趣味の悪い趣向といったところでしょうか。
※訂正します。
塗装ではありませんでした。なんと真鍮製だったんです。真鍮はご存じのとおり、銅の合金で軟らかめの金属となります。アローシャフトの接触点を、できるだけ摩耗させない心配りだったんです。ただし、現行の製品はマイナーチェンジされているようで、テフロン樹脂のようなプラスチック製に変更されています。最近追加購入したものはプラ製でした。やはり、真鍮製ではコストがかかりすぎたんでしょうか。
新旧のパッケージです。右側のオレンジ基調のものが旧タイプで、このパッケージのものに真鍮製のプランジャーチップが含まれているはずです。手に入ればラッキーと思ってください。
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