アローコンポーネント > ベイン > Bohning IMPULSE Recurve vane
Bohning社のこのIMPULSE™ベインは、ロウプロファイル、つまり、羽根の高さを低く設計したベインになっています。素材は一般的なソフトベインより硬質で、超低背、軽量、高耐久性を特徴としています。コンパウンド用として同様の特徴をもつBohning社のICEベインがワールドカップクラスの選手でも使われているようですが、それをリカーブ用ベインにも応用したものとなっているようです。ロウプロファイルの形状により、スピンウィングベインよりレストとの接触トラブルを14%減らすことができるとともに、横風の影響を減らし、重量も一般的なソフトベインの半分になるメリットがあるとしています。
サイズには、3インチと4インチの2種類があり、リカーブベイン名称ではあるもののコンパウンドでも使用できるとしています。
最近、改良型のさまざまなフィルムベインが市販されていて、どれも空気抵抗を少なくかつ矢の回転を高めることによりグルーピング性能の向上を狙ったものとなっていますが、難点として正確なフレッチングが難しいこと、接触により破損しやすいことがあります。
このIMPULSE™ベインを、挿し絵にあるような大きなピッチ角でフレッチングすれば、正確なフレッチングと耐久性が期待でき、十分フィルムベインの代替えにできるのではないでしょうか。ただし、なかなか満足できる接着強度のある接着剤に巡り合えないのが難しいところです。
3インチのベインを接着してみたものです。接着性は良好で、かなりピッチを付けたつもりですが、ベインの前端、後端とも浮き上がりはありません。これならば、もっと強烈なヘリカルピッチも可能かもしれません。
4インチのベインをヘリカルクランプで可能な限り大きいピッチ角を付けて接着してみたものです。細いカーボンシャフトで大きなピッチを付けるのはなかなか大変ですが、ベインの接着性の良さに助けられて、ご覧の通りの仕上げとなりました。
実射してみた感想は、グルーピングについては文句なしです。ただし、大きなピッチに伴う空気抵抗の増加があるのか、若干サイトは下がるようです。
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