リカーブ用としては、おそらく価格面で最高級の部類に属すると思われる金属製レストです。
レストピンは、マグネットの反発力で開くようになっていて、一般的なピアノ線サイズのレストピンとは異なり、ピンにはかなり太めのアルミニウム製金属棒が使われています。これがマグネットで反発するブロックに六角ねじで取り付けられている構造です。写真のピンは先端がストレートですが、標準のピンは矢が落ちないよう先端がわずかに折り曲げられています。
上から見た状態ですが、手前の横長の溝の部分にある六角ねじを緩めて左右位置の微調整ができます。
なお、六角ねじのすぐ右側に見える突起が固定されたマグネットです。
ハンドルへの取り付けは、右側金具の横長の溝を通して5/16インチのネジでハンドル前側のプランジャ-ホールに固定します。そのため、当然のことながら、プランジャーホールがひとつのハンドルでは使えません。
取り付け後は、ハンドル収納時でも取り外すことはないと思いますが、取付金具とレストピンブロックはマグネット前方の1本のネジのみで連結していますので、ピンブロックのみを簡単に分割することができます。
マグネット後方の六角ネジはレストピン開き具合の微調整に使います。
レストピンブロックを下方から見たものです。
マグネット直下にあるのはマグネット固定ネジ、の左方はレストピンの開き角度微調整ネジを固定するものです。
マグネットを反転させて取り付けることで、矢の重さのみでピンを支え、発射された瞬間にピンをマグネツトに吸い付かせ、完全にフリーの状態で矢を発射できることが「free flght」の名称の所以なんだそうです。
レストピンの動作部分は、ピンがマグネットに反発する回転パーツに差し込まれて固定されています。
レストピンを固定している六角ネジです。ピンの高さ調整は、ここを緩めて上下させることになります。
同梱物は、レスト本体のほか、ハンドルへの固定用5/16"ネジとQuick Detach Mountと称する金具の構成となっています。Detach Mountは、5/16"ネジを使わずにハンドルにレストを取り付ける場合に使用する金具のようですが、使い方はわかりません。
付属の説明書に図示された構造図です。
重量のあるハンティングアローも使えるようにレストピンを太くしているようですが、動きは軽くスムーズであり、マグネットとの位置調整で反発力の強弱を調節できます。また、マグネットを反転して引きあうようにした設定では、引き出したレストピンを矢の重量だけで押さえておき、矢が発射された瞬間にはピンが引き込まれ、完全に無接触で矢を飛ばすこともでき、これがFREE FLYTEの名称の所以なんだそうです。
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から